国会議事堂が世界遺産!行った気になる。

知っていましたか、私は知らなかったです。

イギリスの国会議事堂は世界遺産です。さすがは議会制民主主義を生んだ国。さて、この国会議事堂を最近訪れてきたのは大学生男子。ラグビーを観に行ったのでしたが、週末の合コンの席でその話になり、思わぬ世界遺産に出会っていたことに気づかされるのでした。

○合コンでウェーイなとある大学生男子

「カンパーイ! はじめまして、おれツトム。勉強の勉って書いてツトムね。でも勉強はからきしで、親ゴメン! て感じ(笑)。ラグビーばっかりの学生時代だったよ。身体だけは大きいから。そこマジ親ありがとうって感じ(笑)。

えっ、リサちゃんはイギリス人とのハーフなの? へぇー、ロンドン出身なんだ。いいところだよね、ロンドン。この間、ロンドンにラグビーを観に行ってきたよ。すげぇ迫力だった。マジヤバイ。ヤバイと言えば、ロンドンの国会議事堂ヤバくない? テムズ川沿いに歩いてたらすごい建物があって、それが国会議事堂だって聞いてびっくらたまげちゃったよ。キレイだよねぇ。リサちゃんもね(言ってやった)。

えっ、有名な画家が描いた国会議事堂の絵が素晴らしいって? へぇ~(リサちゃんは美大生だから絵に詳しいのか)。火事の時の絵もあるんだね。昔の人は何でも描いたんだね。対岸の火事とはこのことか。なんちゃって。

そうそう、おれ高校生の時のあだ名が「ビッグ・ベン」だったから、ホンモノのビッグ・ベンが見られてうれしかったなぁ。なんでそんな呼ばれ方してたかって? ほら、勉強の勉と書いてツトムだからさ。勉強できないけど(笑)。

リサちゃんは勉強できそうだね。えっ最近は世界遺産検定にハマってるって? この国会議事堂も世界遺産なんだ、へぇー知らなかった。しかも、12月の世界遺産検定のメインビジュアルにもなってるって? そう言えばこないだ電車で広告を見たな。

リサちゃんは2級を受けるの? 就活にも役立つって? ほぉー、おれも受けようかな。まずは4級から……。良かったら一緒に勉強しない? リサちゃんにいろいろ教えてほしいなぁ。じゃ、連絡先交換しよっか(ありがとう世界遺産検定)」。

最後は熱い世界遺産検定のPRになりましたが、ビッグ・ベン君の試験と恋路がともにうまくいくといいですね。国会議事堂であるウェストミンスター宮殿がメインビジュアルになった世界遺産検定は、12月17日開催です。みなさん、チャレンジを!

ロンドンにラグビーを観に行ってきた
ラグビーは英国発祥の競技。現在も盛んで、ラグビーファンなら一度はイングランドでラグビーを観たいもの。ビッグ・ベンこと勉くんは、ロンドン西部にあるラグビーの聖地トゥイッケナム・スタジアムに試合を観にいったことをここで話している。

国会議事堂
ウェストミンスター宮殿。11世紀中ごろに建てられた王宮で、1529年からは国会議事堂として使われている。議会制民主主義が始まったイギリスの、その舞台がまさにここである。全長280mのゴシック・リバイバル様式の建築は迫力と優美さを兼ね備え圧巻のひと言。これら現在残る建築の多くは1834年の大火事により再建されたもの。宮殿の北端にそびえる時計塔「ビッグ・ベン」はロンドンを代表する建造物である。

有名な画家が描いた国会議事堂の絵
フランスの印象派画家クロード・モネは、テムズ川岸にそびえるウェストミンスター宮殿(国会議事堂)をあらゆる時間帯の光の中で連作として描いた。立ち上る霧にぼやける宮殿の輪郭線や、夕日あるいは朝日の表現が印象的。

火事の時の絵
宮殿の大半が焼失し、ゴシック・リバイバル様式で再建されることになる1834年の大火事を、当時のイギリスの画家ウィリアム・ターナーが描きとめている。印象派の先駆者と言われるターナーの表現と、印象派を体現するモネの表現を見比べてみるのも面白い。それにしても、この絵ほど「対岸の火事」なものはないと思う。

ビッグ・ベン
ウェストミンスター宮殿の北端にそびえる時計塔の愛称。2階建てバスとビッグ・ベンはながらくロンドンのシンボル的アイコンである。その名前は、工事を手がけたベンジャミン・ホール卿からとられている。正式名称は「クロック・タワー」だったが2012年にエリザベス2世の在位60周年を記念し、「エリザベス・タワー」に名称変更されている。

世界遺産検定
2006年に始まり、16万人以上が受検してきた世界遺産の知識を問う検定。近頃は著名人や芸能人の検定取得者も多く、注目を集めている。大学入試や旅行系の就職活動にも活用でき、学生の受検者も増えている。年4回開催。次回12月17日の検定は11月6日申込締め切り。興味をもたれた方は「世界遺産検定」で検索!

メインビジュアル
世界遺産検定では、各回ごとにメインビジュアルとなる世界遺産が設定される。次回の12月検定にはこの『ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター・アビーとセント・マーガレット教会』の夜景が採用された。メインビジュアルの遺産からは必ず出題があるので、受検者は要チェック。

○世界遺産データ

『ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター・アビーとセント・マーガレット教会』。文化遺産。1987年登録、2008年範囲変更。英国。

○地図

地図埋め込み用

○筆者プロフィール: 小俣 雄風太(おまたゆうた)

「世界遺産検定」事務局の編集広報部員。自転車ロードレースに魅せられ本場フランスに一年留学。その後、イギリスのサイクリングアパレルブランドで広報を務め、世界各地で自転車に乗るうちに世界遺産を強く意識するようになる。検定を通じて世界遺産の魅力と意義を広めたいと奮闘中。

○世界遺産検定とは?
世界遺産の背景にある歴史、文化、自然等の理解を深め、学んだことを社会に還元していくことを目指した検定。有名な観光地のほとんどは世界遺産になっているため、旅の知識としても役立つと幅広い世代に人気。
主催: 世界遺産アカデミー
開催月: 3月・7月・9月・12月(年4回)
開催地: 全国主要都市
受検料: 4級3,000円、3級4,500円、2級5,500円、1級9,700円、マイスター1万9,000円、3・4級併願7,300円、2・3級併願9,500円
解答形式: マークシート(マイスターのみ論述)
申し込み方法: インターネット又は郵便局での申し込み
その他詳細は世界遺産検定公式WEBサイトにて。
世界遺産検定公式Twitter
世界遺産検定公式Facebook
(小俣雄風太)

(出典 news.nicovideo.jp)

 

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