意識が物質や現実を変えること証明!量子論と超能力

眼に見えないことを証明するってすごいことです。

発明や発見、あるいはクリエイティビティあふれる創作物は、いわば人間の思考が実現したものだと見なすこともできる。そして驚くべきことには具現化する作業を経なくても、人間の意識がダイレクトに物質世界に影響を及ぼしていることが各方面から指摘されている。

■1. 量子論で超能力が説明できる!? 二重スリット実験

電子は粒子であり波動でもあり“観測”によって振る舞いを変えるという「二重スリット実験」が世に衝撃を与えて久しい。この観測の主体はもちろん人間であり、その観測行為は意思によって行われている。要するにはじめに“意思”ありきなのだ。

【その他の画像と動画はコチラ→http://tocana.jp/2017/10/post_14667.html】

とすれば人間の意識は、物理的な力と同じく現実世界に影響を与えて変化させ得るものであることになる。つまり今のところ“超能力”や“超常現象”と呼ぶよりほかない力や現象が確かに存在することになるのだ。

超心理学研究家のディーン・ラディン氏は超能力が現実に存在することを主張し、各種の実験で証明する試みを行っている。ある実験では瞑想に秀でた人間が離れた場所から意思を働かせることで量子論的現象を無効にすることができたという。これはつまり意思の力だけで物質世界に影響を与える超能力、サイコキネシスの存在を暗に示すものである。

「観察は何かを測定するだけでなく、観測するものを生み出します。私たちは電子が明確な位置をとるように強制して、私たち自身が測定の結果を作り出しているのです」(ディーン・ラディン氏)

つまり「二重スリット実験」の結果は、いわば観測者の“超能力”が引き起こしているということになる。ラディン氏の著作の中の1つは日本語翻訳版も出ている(『量子の宇宙でからみあう心たち―超能力研究最前線』徳間書店)ので、興味を持った向きは手にしてみてもよいだろう。

■2. 地上=人工衛星間で量子テレポーテーションが成功

量子論の摩訶不思議なメカニズムの1つに「量子もつれ」がある。量子もつれにある状態の2つの量子は、物理的にどんなに距離を隔てても同一の振る舞いを見せるのだ。

実際に2つの量子を引き離して量子もつれ現象を確かめる実験が行われているのだが、この7月に中国の研究チームが行った実験では、なんと地上から500km上空の人工衛星への量子テレポーテーションに成功したというのだ。これまでの最長記録はアメリカ国立標準技術研究所(NIST)による100kmということで、一挙に5倍もの距離という大幅な記録更新となった。しかも前世界記録の100kmは光ファイバーを用いており、今回大気中で500kmを達成したのは快挙と言って間違いない。

量子もつれの現象は、いわば距離を越えた“超常現象”なのだが、地上と人工衛星で実際に活用できるとなれば、通信ネットワークの構築などその可能性は計り知れないものになる。まさに中世の錬金術のように、謎のメカニズムが謎のまま実際に活用される日もそう遠くないようだ。

■3. CIA機密文書「透視能力者は存在する」

量子論の理解が深まると共に、超心理学や超常現象研究にも新たな光が当てられているともいえるが、かつてアメリカで行われたとされる超能力軍事作戦「スターゲイト計画」に携わっていたラッセル・ターグ氏の言動にも再び注目が集まっているようだ。

2013年にターグ氏はTEDトークに登壇してリモートビューイング(遠隔透視)などをはじめとする超能力を解説する講演を行っていたのだが、実はその後に内容を知った主催者側がこの時のターグ氏の講演をなかったことにした経緯がある。2013年の時点では、こうしたリモートビューイングなどの“超能力”の話題はまだまだオカルト視されていたということだろう。

講演ではターグ氏は改めてスターゲイト計画は成功に終わったことに言及して、テレパシー、透視、予知能力、リモートビューイングなどの能力が実際に存在することを説明し、こうした能力を持つ者が実際に遠く離れた場所にある隠された物体を識別した実験などを紹介した。

またCIAの機密指定解除文書「空間障壁を破る超能力の研究」では、壁を透視する能力が実在することが記されており、CIAは他国にこうした超能力者を発掘・養成する動きがないか監視をしていたことも記載されている。

■4. プラセボ効果という“超常現象”

意識が肉体に及ぼす効果も“超能力”としては興味深い。何の効能もないニセ薬でも、それと知らずに信じて服用することでなぜか実際に症状が収まることをプラセボ効果というが、これも一種の超常現象である。

2002年に米・ベイラー医科大学が発表した研究では、膝の関節炎で手術をする見込みの患者を3グループに分けて実験を行っている。

Aグループは軟骨を取り除くという最も本格的な手術を、Bグループは関節内のクリーニングをする軽い手術を施した。この2つの手術は実際に良く行われる手術である。そして残るCグループが行ったのは、ただ切開しただけの“フェイク手術”。どのグループの者も具体的にどのよう手術を受けたのかは知らされていない。

A、B、Cどのグループの者も術後に同じリハビリを行ったのだが、手術を行っていないCグループの者も、A、Bグループと同じ回復ぶりを見せたという驚きの結果となった。これもまた意識のあり方によって現実が変化していることを表している。

人間の意識のパワーと量子論は必ずしも同列に語られるものではないが、標準的物理学からすればどちらも“超常現象”である。そしてこれらの超常現象はますます無視できないものとして、我々の前で存在感を増しているのだ。こうした研究が今後どのような進展を見せるのか、未来に向けての明るい希望になるだろう。
(文=仲田しんじ)

※イメージ画像:「Thinkstock」より

(出典 news.nicovideo.jp)

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました