外国人留学生から見た日本の大学生の印象

我が子たちもバイトをしながら、どうにか大学を卒業しました。ずいぶんと助かりました。

世界の大学生は、アルバイトを経験する日本の大学生を“自立した学生”として認識しているようだ。

「自分の小遣い、または旅行とか欲しい物の購入費、あるいは社会勉強のためとか、学校の枠外に友達作り、将来に備える知見・経験のためなどのようなしっかりした考えがあり、また日本の大学生は親に依存する傾向が少なく、自分自身の目的のために働いてお金を稼いでいる」

だがその反面、「日本の大学生は小学生より勉強しない」とも言われる。しかも大学生のバイトの平均時給についての調査結果によると、総じて1000円以下の低賃金が相場だ。

「三大都市圏より東北や四国、九州といった地方ではもう少し低くなります。その理由は、地域によって最低賃金時間額が異なり、アルバイトの時給はこの額を基準に計算されることが多いためです。ただ、この額は地域の経済活動状況や物価にも比例しているので、時給が低いからといって一概に価値が低いとはなりません。物価が高い東京都23区内では、ある程度の時給をもらわないと割に合わないですから」(大手バイト情報サイト)

1300円以上のバイトもある。塾講師や家庭教師だ。

「塾講師の平均時給は1321円となっていますが、高いところでは時給2500円以上というのも存在します。傾向として、個別学習スタイルの塾(生徒1~2人に対して先生が1人)よりも集団学習スタイル(従来の塾や予備校)の方が時給は高いようです。家庭教師も時給2500円以上の仕事はザラにありますが、偏差値の高い国立大学の学生や医学部の学生の方が採用されやすい傾向にあります」(同)

「スキル」が身につくバイト

その一方で、バイト代は安いし仕事はきついが、スキルが身に付くという“穴場バイト”がラーメン屋だ。

「繁盛店のラーメン屋のホールスタッフは、常に考えながら行動しないと邪魔になるだけで、使いものになりません。注文を取りに行ったついでに別のテーブルの皿を下げてくる、手薄になっているところにすぐ気付いてフォローに入る、困っているお客さんがいないか気を配るといったように、2手3手先を考えて行動しなければならないからです。相当なスキルが身に付きますよ」(経験者)

見られる印象も実際の中身も“自立した学生”を目指すなら、バイトは一石二鳥を狙うのが賢明だ。

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