転職したいけど「今の仕事」をまた好きになる方法で転職しない。

どんなに努力しても、なぜか報われません。頑張っても頑張ってもと…つらい思いを抱くことがあるのではないでしょうか。

そんな時は、努力の仕方や、とらえ方を変えてみることで、視界が開けるかもしれません。

 うまくいかないなら努力の方向を変えてみる

仕事でさまざまな経験を重ねてきてからこそ、職場でのふとして瞬間に「自分はこのままでいいのだろうか?」という疑問が湧いてきたりします。とはいえ、仕事の環境を一気に変えてしまうことは現実的ではないと、誰もがわかっています。

もし、仕事を頑張っているのに報われない、と感じているとしたら、あなたの能力が欠如しているのではなく、単にその使い道が定まっていないだけという可能性があります。実績を上げることや、苦手を克服する努力も大切ですが、あなたの能力が最も効率よく使われるように、努力の方向性を変えてみてはいかがでしょうか。

現実逃避でも負け惜しみでもなく、「いまの場所も悪くない、むしろ充実している」と思えてくる、3つのセルフコーチング法を紹介します。

  ① 自他のエレメント(才能の核)を意識する

ビジネスパーソンの中には、「仕事であなたの才能を活かそう」などと言われてもくすぐったく、ナイーブを感じる人が多いのではないでしょうか。

才能は特別な人にしか存在しない。才能の有無などを考えるよりは、目の前の仕事をしっかりとこなしていくほうが大切。そんな冷静沈着なビジネスパーソンにこそおすすめしたいのが「エレメント(才能の核)を意識した仕事」です。

エレメントとは、その人が素の状態で無理なく発揮できる「得意分野」であり、才能の核となる部分です。エレメントの原型は、幼少期に形成されると言われています。公園で遊ぶ子どもたちを眺めてみると、「率先して仲間を集める」「遊びをいちから作る」「1人遊びに熱中する」など、それぞれが自然と自分らしいエレメントを発揮しているのがわかります。

  ② 努力の方向性を変えるためセルフ質問をする

もやもやするときは、良質な質問を自分へなげかけることで、良質な答えが見えてきます。それにより、状況は変わっていないのに気分が前向きに一新されることがあります。これがコーチングで「とらえ直し」と呼ばれるものです。

仕事での役割に疑問を覚えたり、自分と誰かのパフォーマンスをつい比較してしまったりするときに役立つ質問があります。「このままずっと、この仕事を続けていくのだろうか?」このように悩むことで目の前の仕事の効率を下げてしまいそうなときは、次の質問について正確な数値で答えてみてください。

「あなたがいまの仕事を愛している度合は何%ですか?」

次に、その数値を「1%」アップさせるためには何ができるかをリストアップします。少し手を休めてコーヒーを飲む、打ち合わせがない時間帯を設けて、気になっていたプレゼン資料をつくることに集中する、など、いますぐできること、やるべきことをクリアにしましょう。

 ③ 個人の不安を全体への貢献へ変換する

締め切りへのプレッシャーや、自らの評価にかかわる重要な場面で力を発揮できないことへの恐れ。そんな不安が湧いたときに、気持ちをエフォートレスな方向へ導いてくれる方法があります。コーチングでは「アファーション(肯定的な宣言)」と呼ばれ、それをできれば声に出して唱えることで不安が和らぎ、脳が次の展開を予測しやすくなるという効果があります。

プレッシャー、不安、モチベーションの低下を感じたら、「イッツ・ノット・アバウト・ミー」というフレーズがおススメです。意訳すると「これは個人の感情の問題ではない」という意味合いになります。

この言葉を唱えることで、「自分がどう見られるか?結果はどうなってしまうのか?」といった恐れを超えて「その瞬間、最も重要なことは何か?」という1点にマインドを集中させることができますね。

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