日本のアニメ、どう感じるか海外の反応が面白い

『ニューズウィーク日本版』4月30日・5月7日号の日本アニメ特集は、日本アニメがいかに海外で爆発的な人気を誇っているかを詳細に報じています。特に宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』の北米での興行収入が、『崖の上のポニョ』を大きく上回る4674万ドルを超え、中国本土でもそれ以上の興行成績を記録したことが紹介されています。

また、『ドラゴンボール』の作者である鳥山明さんの死去が世界中で話題になり、ペルーでは巨大な壁画が描かれるなど、日本アニメが世界中に与える影響の大きさが強調されています。

日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京といった主要なテレビ局は、それぞれのアニメ戦略を拡大し、特に深夜枠での放送やインターネット配信を通じて海外市場を狙っています。

日本テレビの取り組み

日本テレビは金曜23時台に新設したアニメ枠で『葬送のフリーレン』などの作品が話題になっており、海外セールスの成功がビジネスの鍵となっています。また、『転生したらスライムだった件』や『月が導く異世界道中』といった作品も海外で大ヒットしています。

TBSの取り組み

TBSは日曜16時30分枠に新たなアニメ枠を設け、『七つの大罪 黙示録の四騎士』を放送。アニメ事業部を新設し、全国同時放送の枠を増やしており、『勇気爆発バーンブレイバーン』などのオリジナルアニメも話題となっています。

フジテレビの取り組み

フジテレビは『ノイタミナ』と『+Ultra』に加え、新たに『B8Station』枠を設け、中国のプラットフォームbilibiliとの共同事業を展開。『うる星やつら』や『るろうに剣心』の新作アニメが好評です。

テレビ朝日の取り組み

テレビ朝日は『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』を柱に、インド市場を重点的に展開。また、土曜深夜に設けた『ヌマニメーション』枠で『僕の心のヤバイやつ』などの人気作品を放送し、海外市場での成功を狙っています。

テレビ東京の取り組み

テレビ東京は『SPY×FAMILY』の成功を受け、新たに日曜深夜枠を設けるなど、アニメ放送の強化を図っています。『ブルーアーカイブ The Animation』や『怪獣8号』といった注目作がラインナップされています。

これらの取り組みは、アニメが国境を越えて世界中で愛される時代を象徴しており、日本アニメの影響力がますます拡大していることを示しています。

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