時期が来たのでこんにゃくの日を語ります。

全国こんにゃく協同組合連合会と一般財団法人・日本こんにゃく協会が1989年(平成元年)に制定されました。こんにゃくの種芋の植え付けが5月に行われるんですね。
本格敵な夏を迎える前に、こんにゃくの効用や機能性を再確認して健康に過ごして欲しいという願いが込められています.

◆ こんにゃくの日の由来

「こんにゃくの日」はこんにゃくの種芋の植え付けが5月に行われ、「こ(5)んに(2)ゃく(9)」と読む語呂合わせから、5月29日に制定されました。
こんにゃくの歴史としては、ミャンマーやマレーシアなどの東南アジアがこんにゃく芋の原産国で、日本には縄文時代に伝えられたと考えられています。

◆ こんにゃくの効果

実は、こんにゃくは、グルコマンナンが水分を多量に取り込んで凝固した不溶性食物繊維です。
食べれば小腸で消化されず固形物のまま大腸に達します。
カサを増してやんわりと大腸を刺激して、排便反射を高め、おなかをすっきりさせ、腸を掃除してくれるんです。

こんにゃくには食物繊維が豊富に含まれていますが、食物繊維を摂取しすぎてしまうと、胃腸に過度な負担がかかって機能が低下してしまいます。
腹痛や腸閉塞などを引き起こす可能性があります。
食物繊維が豊富に含まれているこんにゃくは1日100g程度の摂取を目安に、適量を意識して食事に取り入れましょう。
普通に販売されているこんにゃくも生で食べられるものもあります。
製品によっては匂いがつよかったりする物もあるので、一度ゆでて臭みを取ったほうが美味しく食べられますね。

こんにゃくは食べ応えがあって良く噛んで食べるので、食前に食べておくことでその後の食事を少量に抑えることができます。間食に摂るのもおすすめですね。
ダイエット中に小腹が空いた時はこんにゃくを食べると、少量でも満腹感を得ることができてグットです。

 

◆ こんにゃくの発明

こんにゃく芋が粉になったことで、1年中食べられるようになりました。
軽量化したことで、産地だけでなく全国で各地へ流通されるようになり、こんにゃくは庶民の口にも入るものになり、その消費は爆発的に飛躍しました。
この発明をした人が茨城県大子町の「こんにゃく神社」祀られている中島藤右衛門です。

こんにゃくは中国や東南アジアの限られた地域で土着的に食べられていたようです。
作物として栽培し全国民が日常的に様々な料理で食べているのは日本だけです。
近年、中国では生鮮量とともに日本の食べ方が急拡大し中華料理などにつかわれていますね。

こんにゃくは黒いタイプと白いタイプがあります。
最近の黒こんにゃくは、精粉を使ったものが多いです。
昔からの作り方を見慣れている地方では白いこんにゃくがあまり好まれなかったため、生芋から作るこんにゃくに似せるように、アラメやヒジキなどの海藻の粉末で色をつける場合がようです。

 

◆ まとめ

というわけで、5月29日は「こんにゃくの日」です。
ダイエットには、最高ですね。
こんにゃくゼリーは、1日の目安が4つのようですが、何個でも食べたくなりますよね。
食欲がない時でも食べられそうですが、こんにゃくは食物繊維が多く含まれた食材なので、過剰摂取するとお腹が張ったり便秘が悪化したりする場合があります。
こんにゃくに偏った食事は、エネルギー不足や栄養不良などにつながる恐れもありますね。

気をつけつつ食べたいと思います。

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