オクラについて、知りたい事をまとめてみました

オクラの下処理、栄養、保存、効果など気になることがたくさんあります。健康的に過ごすためにも必要な野菜だと思います。知らないことが意外にあるんですね。

 

オクラに塩をまぶすのはなぜか。

「板ずり」とは表面を滑らかにして口当たりをよくするためです。
表面に突起があるきゅうりや、産毛のあるオクラに行います。
塩には、酸化酵素の働きを抑え、変色させない効果があり、塩を直接まぶすことで、色鮮やかに仕上げることができます。

板ずりをせずにそのまま茹でるのはダメです。
オクラのたっぷり生えた細かい産毛が、口当たりを悪くし、美味しく食べられませんよ。

オクラはレンジで加熱する。

オクラのあのネバネバの正体は、ペクチンなどの食物繊維です。
腸内で水分を抱えてゲル化して、便を出しやすくします。
こうした栄養素は水溶性のため、オクラは茹でるのではなく電子レンジ加熱にするのがおすすめです。

基本的にはオクラのレンジ加熱は、細かく切ったものを加熱するより、大きい状態での加熱の方が火の通りの状態が良いです。
1本丸ごと加熱して後から料理に合わせて切ります。
もちろん、2~3等分の斜め切りにしてレンジで加熱しても大丈夫です。

オクラを茹でる場合。

鍋に湯を沸かし、「塩もみしたオクラ、塩がついたまま(お湯には塩はいれません)」入れてゆでます。
オクラのゆで時間は1分45秒から2分が目安です。

オクラは生でも食べられる。

オクラは生食できる野菜です。
加熱したものに比べると粘りが抑えられるます。
でも青臭さが少し残りますが、板ずりしたものを小口切りにすると気になりません。
カツオ節をしょうゆとかけたり、納豆に混ぜたりして食べるのが良いですね。

オクラが傷むと。

傷んだオクラを見分けるには、切って確認するのが一番簡単です。
中身が茶色っぽく変色していたり、種が茶色になっていたりするのは傷んでいるサインです。
食べるのは控えたください。
切る前から表面にぬめりがあったり、水分が抜けてふにゃふにゃになっていたり、異臭を放っている場合も、傷んでいる可能性が高いですね。

オクラはどこまで食べられるか。

オクラは、下処理をすることで、ヘタ(茎と実の接続部分)までまるごと食べられるようになります。
下処理として取り除くのは、硬くて口当たりの悪い「ガク」と呼ばれる部分と、ヘタの黒い先端部分「なり口」です。
ほんの一手間であますこと無く食べられますね。

オクラ冷蔵庫に入れない方が良い。

夏野菜のオクラは、乾燥や低温に弱く、基本的に冷蔵保存に適していません。
冷蔵庫で保存した場合、保存期間の目安は4日ほどです。
冷凍保存を行えば、保存期間を約1ヶ月まで延ばすことが出来ます。
冷凍によって、食感が大きく変わることもありませんね。

オクラの食べ過ぎに注意しましょう。

オクラは、食べ過ぎると下痢や消化不良を引き起こすほか、便秘を悪化させる可能性があります。
一日15本を目安に食べる、結構な量だと思います。
油と一緒に取り入れることで、効果的に栄養素を摂取できますね。

オクラの効果。

オクラに含まれるペクチンには胃壁を保護し、タンパク質の吸収を助けてスタミナを強化してくれます。
βカロテンやビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、鉄などもバランスよく含んでいます。
疲労の回復、ミネラル補給に、役立ちます。

歯ごたえのあるオクラを、よく噛んで食べるのがポイントです。
よく噛んで食べると、少量の食事でも満腹中枢が刺激され、食欲が抑えられます。
内臓脂肪の分解を促進するため、ダイエットの効果が期待できます。

免疫力アップや抗酸化作用を持つビタミンCも多いので、体の老化予防にもなりますね。
特にストレスの多い人や喫煙習慣のある人は積極的に取り入れたい食材です。

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