入梅に(にゅうばい)ついて、豆知識と食べ物

入梅(にゅうばい)は、雑節の一つで6月11日ごろを指します。雑節は季節の移り変わりを示す指標で、他にも節分や土用があります。ここでは、梅雨入りとの違い、入梅の由来、そして入梅の頃に旬を迎える食べ物について詳しくご紹介します。

入梅とは?


入梅とは、太陽の黄経が80度に達する6月11日ごろを指します。雑節とは、季節の変わり目を示す特定の日のことを指し、入梅の他にも節分、土用、彼岸、八十八夜などが含まれます。昔の暦では一年を24の節気に分け、これを「二十四節気」と呼んでいました。各節気は約15日間で、立春、春分、立夏、夏至、立秋、大寒などがあります。

入梅と梅雨入りの違い


梅雨入りとは、晴れの日が続いた後に雨や曇りの日が続くと予想される期間のことです。これは予報に基づくもので、後になってから変更されることもあります。一方、入梅は太陽の黄経が80度になる日と決まっており、毎年一定です。梅雨入りの時期は地域によっても異なり、4月下旬から6月上旬と幅広いです。

入梅の由来


入梅という言葉は、梅雨に入る時期を意味します。梅雨という言葉の由来は明確ではありませんが、梅の実が熟す時期の雨から来ているとする説や、カビが生えやすい時期という意味で「梅」の字をあてた説があります。いずれにせよ、入梅の頃は湿度と温度が高くなり、カビが生えやすく食べ物の管理に注意が必要です。

入梅の食べ物


入梅いわし

入梅の頃には、脂が乗った「入梅いわし」が旬を迎えます。いわしには血中コレステロールを低下させるEPAが豊富に含まれ、健康的な食生活に役立ちます。ここでは、入梅いわしを使ったレシピをいくつかご紹介します。

入梅いわしの梅煮

  1. いわしの頭と内臓を取り除き、鍋に並べる。
  2. 梅干し、料理酒50ml、水200ml、酢大さじ1、ショウガ1片を加える。
  3. 沸騰後、砂糖大さじ2、みりん大さじ1、醤油大さじ2を加え、中火で煮詰める。

入梅いわしの新茶煮

  1. ごぼうをスライスし、いわしの頭と尾を取り除く。
  2. 緑茶400ml、砂糖大さじ3、みりん大さじ2、醤油小さじ2、塩少々、赤唐辛子1本を鍋に入れ、いわしとごぼうを加える。
  3. 弱火で5分ほど煮る。

入梅いわしのから揚げ浸け

  1. 酢120mlと塩をボウルに混ぜ、いわしを浸す。
  2. 片栗粉をまぶし、中火で揚げる。

入梅いわしの明太子はさみ焼き

  1. 明太子をマヨネーズと混ぜ、いわしの開きに挟む。
  2. 両面グリルで焼く。

カビ対策


入梅の時期はカビが生えやすくなるため、洗濯物をしっかり乾かすことや生ものを冷蔵庫で保管することが重要です。健康に過ごすためにも、カビ対策をしっかりと行いましょう。

 

 

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