ちぢみほうれん草とは?
ちぢみほうれん草は、地面に這うように育ち、葉が縮れているためその名がついています。また、寒さにさらすことで甘味を引き出す栽培方法が用いられており、「寒締めほうれん草」とも呼ばれます。販売時期は12月下旬から2月までの短期間です。
味の特徴
ちぢみほうれん草は、葉が厚く、えぐみが少ないため、甘味が強いのが特徴です。茎も甘くて美味しく食べられます。
甘さの秘密
寒さにさらされると、野菜は凍らないために糖分を増やします。ちぢみほうれん草の糖度は通常のほうれん草の約2倍で、トマトや果物に匹敵する甘さです。
下準備の方法
ちぢみほうれん草は土がつきやすいため、調理前にしっかりと洗いましょう。また、生でも食べられるほど新鮮なので、茹で時間は1分で十分です。茹ですぎると食感が損なわれるので注意してください。
基本的な茹で方
- 根元を丁寧に水洗いします。
- 沸騰したお湯でまず根元を1分茹で、その後葉を加えます。
- 茹で上がったら冷水で冷やし、水気を絞ります。
シンプルにお浸しにして、醤油と鰹節で食べるのがおすすめです。
保存方法
ちぢみほうれん草は高温や乾燥に弱いため、濡れた新聞紙やペーパータオルで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。ただし、新鮮なうちに食べるのが一番です。
おすすめレシピ
ちぢみほうれん草と人参のマヨ和え
材料(2人前)
- ちぢみほうれん草…1束
- かまぼこ(ちくわでもOK)…1/2本
- 人参…1/3本
- マヨネーズ…大さじ1
- ごま油…小さじ1
- めんつゆ…小さじ2
作り方
- ちぢみほうれん草を茹でて冷水で冷やし、水気を絞る。
- 食べやすい長さに切り、かまぼこを短冊に切る。
- マヨネーズ、ごま油、めんつゆで和えて完成。
ちぢみほうれん草のナムル
材料(2人前)
- ちぢみほうれん草…1束
- にんにく…1/4かけ
- 白いりごま…大さじ1/2
- 塩…少々
- ごま油…大さじ1
作り方
- ほうれん草を茹でて水にとり、水気を絞って3~4cm長さに切る。
- すりおろしたにんにくと調味料を合わせる。
- ほうれん草と調味料を混ぜ合わせ、白いりごまを加えて完成。
ちぢみほうれん草のグラタン
材料(2人前)
- ちぢみほうれん草…1束
- ブロッコリー…1/4株
- マカロニ…50g
- ベーコン…2枚(50g)
- ホワイトソース…300g
- 鶏がらスープの素(顆粒)…小さじ1
- とろけるチーズ…適量
- バター…1片
- 塩こしょう…適量
作り方
- ほうれん草、ブロッコリー、マカロニをそれぞれ茹でる。
- ほうれん草とベーコンを炒め、マカロニとホワイトソースを加えて混ぜる。
- 鶏がらスープで味を調え、グラタン皿に移し、チーズをのせて焼く。
鶏もも肉のソテー ちぢみほうれん草のマスタードクリームソース和え
材料(2人前)
- ちぢみほうれん草…200g(6~8株)
- 鶏もも肉…300g(1枚)
- 生クリーム…200ml
- レンコン…200g
- マスタード…80g
- 白ワイン…80ml
- 塩こしょう…適量
作り方
- レンコンを一口大に切り炒め、ほうれん草は茹でて切る。
- 鶏もも肉に塩を振り、中弱火で両面を焼く。
- 焼き終わった肉を取り出し、同じフライパンで白ワイン、生クリーム、マスタードを煮詰める。
- レンコンとほうれん草を加えてソースと絡め、皿に盛る。
- 鶏肉を切って皿に乗せて完成。
これらのレシピで、ちぢみほうれん草の美味しさを存分に楽しんでください。
コメント