「エイリアン」シリーズの時系列順のあらすじを紹介します。

神秘

「エイリアン」シリーズは、SFホラー映画の中でも特に人気があり、リドリー・スコット監督による1979年の第1作から始まりました。このシリーズは、エイリアンと呼ばれる危険な生命体との遭遇と戦いを描いており、時間を経るごとに複雑で深い世界観が展開されています。以下は、「エイリアン」シリーズの時系列順のあらすじです。

1. 『プロメテウス』(2012年)

時代設定: 2089-2093年
「エイリアン」シリーズの前日譚として位置づけられる『プロメテウス』は、人類の起源を探るために宇宙探査チームが未知の惑星に向かう物語です。リドリー・スコット監督のこの作品では、エンジニアと呼ばれる神のような存在が登場し、彼らが地球上の生命の起源に関わっている可能性が示唆されます。探査チームは、その惑星でエンジニアのテクノロジーとエイリアンの原型となるクリーチャーと遭遇し、恐怖に巻き込まれていきます。

2. 『エイリアン:コヴェナント』(2017年)

時代設定: 2104年
『プロメテウス』の続編である『エイリアン:コヴェナント』は、惑星コヴェナントに向かう入植船が新たな楽園を発見する物語です。しかし、その惑星にはデヴィッド8(『プロメテウス』に登場するアンドロイド)が住んでおり、彼はエイリアンの進化に関与しています。クルーは未知の脅威に直面し、エイリアンとの生死をかけた戦いが再び繰り広げられます。

3. 『エイリアン』(1979年)

時代設定: 2122年
シリーズの第1作目である『エイリアン』は、宇宙貨物船ノストロモ号が謎のSOS信号を受信し、未知の惑星LV-426に着陸するところから始まります。クルーはそこでエイリアンの卵を発見し、フェイスハガーと呼ばれる生物が乗組員の一人に取り付きます。このフェイスハガーから誕生した「ゼノモーフ」との対決が物語の中心となり、クルーは次々と命を落としていきます。

4. 『エイリアン2』(1986年)

時代設定: 2179年
『エイリアン2』(または『Aliens』)は、第1作の数十年後が舞台です。エレン・リプリーは、ノストロモ号での事件の唯一の生存者として発見されます。彼女は再びLV-426に戻り、そこにはコロニーが建設されていましたが、エイリアンによって壊滅状態に陥っています。リプリーと海兵隊のクルーは、生き残りをかけてエイリアンの大群と戦います。

5. 『エイリアン3』(1992年)

時代設定: 2179年
『エイリアン3』は、リプリーが墜落した刑務所惑星フィオリーナ「Fury」161で物語が展開されます。彼女と共に生き残ったニュートとヒックスは、墜落時に死亡。リプリーは、フィオリーナの囚人たちとともに、新たなエイリアンとの戦いに直面します。このエイリアンは、シリーズ初の「ドッグエイリアン」として知られ、より機敏で恐ろしい存在として描かれています。

6. 『エイリアン4』(1997年)

時代設定: 2379年
『エイリアン4』(または『Alien: Resurrection』)では、リプリーが彼女の死後200年後にクローンとして復活し、彼女の体内にはクイーンエイリアンの遺伝子が埋め込まれています。物語は、エイリアンの遺伝子操作とその影響について探求し、リプリーと新たなクルーが宇宙船内で増殖するエイリアンとの戦いを繰り広げます。

7. 『エイリアン vs. プレデター』シリーズ(2004年、2007年)

時代設定: 2004年、2007年
このシリーズでは、エイリアンとプレデターという二つの異星人種族の戦いが描かれます。『エイリアン vs. プレデター』および『AVP2 エイリアンズ vs. プレデター』は、それぞれ現代の地球を舞台にしており、エイリアンの起源やプレデターの文化に関する新たな要素が加えられています。

8. 『エイリアン:ロミュラス』(予定)

時代設定: 未定
シリーズの最新作とされる『エイリアン:ロミュラス』は、リドリー・スコット監督のもとで制作が進行中です。この作品がシリーズ全体の時系列にどのように位置づけられるかはまだ不明ですが、新たなキャラクターとストーリーラインが期待されています。


「エイリアン」シリーズは、単なるホラーやアクションにとどまらず、SFや哲学的なテーマを含む深い物語として愛され続けています。これからの作品がどのようにシリーズに新しい風を吹き込むのか、ファンは期待を寄せています。

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