詐欺師の罠！18からの電話を無視すべき理由
18から始まる電話番号とは？
電話番号が「18」から始まる場合、多くは海外からの国際電話である可能性が高いです。日本国内の電話番号は基本的に「0」から始まるため、「18」から始まる番号は非常に珍しく、見慣れないものとして警戒すべきです。特に「+18」「0018」「0118」などの形式で表示される番号は、詐欺業者や悪質な業者がよく使用するパターンとして知られています。これらの番号は一見すると公式な国際電話のように見えますが、その多くが実際は不正な目的で利用されている可能性があります。
国際電話の特徴とリスク
国際電話には、通話料金が非常に高額になるリスクが伴います。普通の国内通話とは異なり、わずか数分でも数千円〜数万円の請求が発生することがあります。しかも、自分からかけ直してしまった場合、その通話料はすべて自己負担になります。さらに、詐欺業者が相手である場合には、通話中に巧みに個人情報を引き出そうとすることが多く、名前や住所、銀行口座、クレジットカード番号などを聞き出されたケースもあります。
また、スマートフォンの番号がインターネット上に登録されたり、会員登録時に利用された場合など、悪質な業者のリストに載ってしまい、連続的に狙われるというリスクもあります。特に深夜や早朝にかかってくる「18」からの着信は、受信者の警戒心が緩んでいるタイミングを狙ったものかもしれません。
詐欺の手口と実際の事例
・無言電話やワン切りを繰り返して、受信者に折り返しを促す手口 ・「おめでとうございます！当選しました」「緊急のご案内があります」など、好奇心や不安を煽る文言で対応を誘導 ・音声ガイダンスを使ってクレジットカード番号や暗証番号などの入力を要求する手口
実際に、「18」から始まる番号にうっかり折り返してしまい、高額請求を受けた事例が多く報告されています。中には、自分の携帯電話が使えなくなるほど請求がかさんだというケースも。また、会話の中で個人情報を盗まれて、後日さらに巧妙な詐欺電話を受けるようになったという人も少なくありません。
着信拒否の必要性と方法
着信拒否とは？スマホでの設定方法
スマートフォンでは、不審な番号を「着信拒否リスト」に登録することで、以後その番号からの電話をブロックできます。iPhoneでは「設定」→「電話」→「着信拒否設定」、Androidでは「電話アプリ」→「履歴」→「ブロック設定」などから対応可能です。
アプリを活用した着信拒否対策
「Whoscall」「電話帳ナビ」「Truecaller」などの迷惑電話対策アプリを使えば、自動的に不審番号を識別しブロックすることが可能です。これらのアプリは、ユーザーからの報告をもとに迷惑電話データベースを更新しているため、高い精度で着信拒否ができます。
国際電話着信のブロック方法
キャリアのサービス（docomo、au、SoftBank）では、国際電話の着信をブロックする機能を提供しています。マイページやアプリから設定が可能です。設定が難しい場合は、サポートセンターに連絡するのもおすすめです。
迷惑電話に対する具体的対策
不審な電話を受けたときの判断基準
・発信者番号が見慣れない国番号（+18など）で始まっている ・名前を名乗らない、または「◯◯サービスです」とだけ言って正体をぼかす ・話し方が強引で、返事や折り返しを急かすような口調 ・録音されたような自動音声で応答される ・「あなたの口座が不正利用されています」と不安を煽る内容
このような特徴がある場合は、迷惑電話である可能性が高いです。相手が誰かを確認できない場合は、決して会話を続けないようにしましょう。少しでも怪しいと思ったら、一度電話を切って、番号をインターネットで検索する習慣をつけると安心です。また、身に覚えのない相手からの電話は「出ない」「かけ直さない」ことが基本です。
被害に遭った場合の対応方法
・携帯会社（docomo、au、SoftBankなど）に連絡して通話履歴や明細を確認する ・消費者ホットライン（188）に電話して、具体的なアドバイスをもらう ・万一金銭的被害が発生した場合は、可能な限り早く口座凍結やクレジットカード会社への連絡を行う ・通話録音がある場合は保管し、日時や内容もメモしておくと後の証拠になります ・メールやSMSでやり取りがあった場合も、削除せず保存しておく
被害を受けたときは、パニックにならず冷静に対応することが大切です。一人で悩まず、身近な人や専門窓口に相談するようにしましょう。
警察への報告と相談の流れ
被害が明らかな場合や詐欺と疑われる電話を受けた場合は、最寄りの警察署へ相談してください。以下の手順を踏むとスムーズです：
- 通話履歴や請求明細を用意する
- 相手とのやり取りがある場合は、通話内容をメモや録音データで説明できるようにする
- 画面のスクリーンショットやSMS、メールの記録があれば持参する
- 被害金額や発生日時など、詳細な情報を整理しておく
また、サイバー犯罪に関する相談は警察庁の「サイバー犯罪対策」ページからも可能です。ウェブサイトではオンラインでの通報フォームも用意されているため、忙しくて警察署に行けない人でも対応できます。
詐欺師に狙われるリスク
18から始まる電話番号の悪用ケース
詐欺業者は、あえて国際電話に見せかけることで受信者を混乱させ、応答や折り返しを誘います。また、国番号を偽装する技術も使われており、日本国内からの発信のように見せるケースも存在します。
海外からの電話が増える理由
SNSや通販サイトなどでの個人情報流出により、海外の詐欺業者に電話番号が渡るケースが増えています。特に懸賞サイトや無料プレゼント企画などで登録した番号が悪用されることがあります。
家族や友人を守るための注意点
電話の発信者が不審な場合の対策
・すぐに出ない ・着信履歴をネットで検索し、口コミや詐欺情報を確認 ・着信が続く場合はブロック機能や迷惑電話アプリを活用 ・家族にも「この番号に出ないように」と共有し、グループLINEなどで周知 ・固定電話の場合でも、ナンバーディスプレイ機能を使って発信元を確認する習慣をつける
特に高齢の家族や子どもが電話を取ることがある家庭では、あらかじめ「このような番号からは出ないように」「知らない人からの電話は必ず大人に相談する」などのルールを決めておくと安心です。
責任を持って情報を共有する重要性
高齢の家族やスマホに慣れていない友人には、迷惑電話の実態と対策をわかりやすく説明しておくことが重要です。特に、スマホの基本的な操作に不慣れな人には、「このアプリを入れると自動で迷惑電話を判別できるよ」など、具体的な方法を丁寧に伝えることが大切です。
また、迷惑電話を受けた体験や最新の詐欺情報を身近な人と積極的に共有することで、被害を未然に防ぐ力が高まります。LINEやSNSでも情報を共有して、周囲全体で対策を徹底しましょう。地域の掲示板や自治会などでも迷惑電話の情報を流すと、より多くの人の意識が高まり、被害防止につながります。
まとめと今後の対策
今こそ知っておくべき詐欺電話の危険性
「18」から始まる電話番号は、詐欺師の罠である可能性が非常に高く、基本的には無視するのが最善の選択です。このような番号からの着信には出ないこと、また間違っても折り返さないことが大切です。詐欺師は、人間の心理を巧みに利用し、あえて不安や好奇心を煽るような手法でこちらの対応を引き出そうとしてきます。たとえば「重要なお知らせです」や「未納金があります」などといったメッセージが残されている場合もありますが、冷静になって対処することが何より重要です。
また、「18」からの着信の多くは国際電話を装った偽装番号で、非常に高額な通話料がかかるケースも多く、経済的な被害にも直結します。さらに、通話中に個人情報を聞き出そうとする詐欺も増えており、家族構成や住所、口座情報などが知られることで、さらに別の詐欺につながることもあります。だからこそ、こうした番号に対しては最初から「関わらない」という姿勢を徹底しましょう。
適切な対策で不安を払拭しよう
日常生活の中でできる対策は、実はとてもシンプルですが、その積み重ねが大きな効果を生みます。スマホの「着信拒否設定」や「迷惑電話ブロックアプリ」の導入はもちろんのこと、使用している通信キャリアのオプション機能を活用することで、より強固な対策が可能です。
また、家族や友人との連携も重要なポイントです。特に高齢者やスマートフォンに不慣れな方には、詐欺電話の例や対処法を具体的に伝えることが大切です。たとえば、「知らない番号からの電話には出ない」「番号が海外っぽいものだったら無視する」など、簡単なルールを共有しておくだけでも安心感が違います。
加えて、迷惑電話の情報をSNSやグループLINEで共有し、地域や身近な人たちとも注意喚起を行うことが、被害の拡大を防ぐことにつながります。警戒心を持つことは悪いことではありません。少しの注意と備えで、大きなトラブルから身を守ることができるのです。
不審な電話に対しては、驚かず、慌てず、冷静に対応すること。これが、私たちが詐欺の罠から身を守るための最大の武器となります。
